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【6月7日】同君連合スウェーデン=ノルウェーの連邦解体記念日

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1905年の6月7日、ノルウェー議会が同君連合スウェーデン=ノルウェーからの分離・独立を宣言しました。

1815年から始まった同君連合ですが、基本はスウェーデンがノルウェーを統治する形だったため、その後のナショナリズムの高まりなどで脳ウェー側からの反発が大きくなりました。

その結果、ノルウェーからの一方的な独立宣言となり、対スウェーデンとの戦争問題に直面します。
しかし、その後ノルウェーでは国民投票(368,208 対 184という賛成多数)によって議会の決議を確認し、スウェーデンとの交渉・合意によっ両国の議会は同君連合の根拠となる『連合法』を取り消すに至りました。スウェーデン国王オスカル2世はノルウェー王座に対する主張を放棄し、同年10月26日にノルウェーは独立した王国として承認されました。

ノルウェー議会はデンマークのカール王子に空位となったノルウェー王位への就任要請を決議、国民投票で王制が承認された後、カール王子はそれを受諾しノルウェーは立憲君主国として現在に至ります。

ノルウェーの現在

・EU非加盟だがシェゲン協定には加盟

・豊富な石油・天然ガス資源

・IMFの1人当たりの国内総生産(GDP)・・・世界第4位(2019年度、スウェーデン12位、日本23位)

・国連持続可能開発ソリューションネットワークによる世界幸福度報告・・・世界5位(2020年度、スウェーデン7位、日本62位)

・国境なき記者団による世界報道自由度ランキング・・・世界1位(2020年度、スウェーデン3位、日本67位)

EU非加盟で独自路線を進みつつも豊かな国である様子が伝わってきます。

ノルウェーもスウェーデンと同様に物価は高めなので、「ノルウェーで稼いでスウェーデンで暮らすのが勝ち組」と考えるスウェーデン人もいたりいなかったり・・時代の変化を感じます。

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