スウェーデンでこの時期によく見かけるLussekatter(ルッセカッテル)というパンについて紹介します。
Lussekatter(ルッセカッテル)は簡単に言うとサフランパン、パエリアでも使用するあのサフランを使い、黄金色に焼き上げたパンです。Lussekatterの形は自由ですが、クルッとカーブしたS字にレーズンをトッピングしたものが主流となっています。
アドベントの期間や12月13日のルシア祭に食べる習慣となっており、11月からパン屋さんやスーパーなどで幅広く売られています。
Lussekatterは直訳するとルシアの猫という意味になります。なぜこう呼ばれるのか諸説あるものの、一つにはドイツで悪魔が配る「悪魔の猫」と呼ばれたパンから派生して聖ルシアの配るパンを「ルシアの猫」と呼んだという説があります。
パンをよく見ると、S字型が何となく背中を丸めた猫に見えるような気がしてきます。
味は素朴なテイストにサフランのスパイスが効いた不思議な味です。お店によっても味は違うと思うので、この時期食べ比べてみるのも面白い思います。