2月上旬のダイアモンドプリンセスの件では完全に対岸の火事だったヨーロッパですが、3月に入ると状況が一変、今ではWHOに“ヨーロッパが感染の中心”と言われるまでになってしまいました。
これまでの経過を振り返ってみたいと思います。
2020年3月12日 外務省よりスウェーデンを含む欧州の複数の国に対してレベル1の感染症危険情報が発出
スポーツ休暇でイタリア北部にスキーに行っていた人たちが帰国、2週間あまりで瞬く間に感染が広がり感染者数は500人あまりにまで達する
子どものプリスクールでも玄関先にアルコール消毒が設置されたり、国や地域に関係なく海外から帰国した人は2週間の自宅待機が定められる
2020年3月13日 近所のスーパーからトイレットペーパーとパスタ、缶詰などが消える・・・品薄状態の発生
2020年3月17日 外務省より「欧州各国に対する感染症危険情報の発出(一部の国・地域のレベル引き上げ)(新規)」が発出
イタリアなど深刻な状況の国や地域ではレベル3の“渡航中止勧告”が出ており、スウェーデンを含むシェンゲン協定圏の国もレベル2“不要不急の渡航を止める”よう要請
スウェーデン公衆衛生庁は高校や大学などに対して新型コロナウィルスへの対策としてリモート授業を要請。この時点で保育園などは休校の対象とはなっていないが、制度を変えて保育園(プリスクール)を医療従者など一部の公共的な職業の子どものみ利用可にする動きあり。
子どものプリスクールから出来る限り子どもを自宅で見るよう要請があり、自発的に大多数が自宅待機を開始
2020年3月18日 日本政府はスウェーデンを含む欧州諸国等38か国からの入国者に対し,検疫所長の指定する場所で14日間待機し,国内において公共交通機関を使用しないことを要請することを決定。3月21日午前0時から運用を開始し、ひとまず4月末日までの間実施
このように日々取り巻く環境が目まぐるしく変わっており、来週以降の状況は全く見通せない状況です。
ただ、この時点でスウェーデンの感染者数は約1600人。4万超のイタリアを始めフランス、ドイツ、スペインなどと比べると状況は落ち着いており、我が家はスウェーデンで自宅待機を続ける予定です。