スウェーデンでは薬局をapotekと言います。大抵の薬局はこのapotekを店名に掲げることが多く、ApoteketやApotek Hjärtat(ハート)、Kronans(王冠)Apotekなどがよく見かけるチェーン店です。
スウェーデンで生活していく上でお世話になるこれらの薬局について紹介したいと思います。
日本のドラッグストアとは全然違う!薬重視の品揃え
日本の薬局は大体これら3つに分かれると思います。
- 処方箋の受付がメイン、病院近くにある薬局
- 店内に処方箋受付あり、大手チェーンの所謂ドラッグストア
- 処方箋受付なし、常備薬から日用品、食品まで何でもありのドラッグストア
スウェーデンには3.のように品揃え豊富なドラッグストアはありません。基本的には1.と2.の中間のような存在で、店内で処方箋受付と常備薬やケア用品の販売を行っていますが、洗剤など日用品の販売はありません。
スウェーデンの薬局は、処方箋受付・その他の薬やサプリ・ケア用品(デンタルケア、スキンケア、ベビーなど)が中心です。スキンケア関係でシャンプーや基礎化粧品も販売していますが、スーパーとは品揃えが異なります。
個人的には子ども用のシャンプーやボディソープはスーパーより薬局の方が使用感が良かったので、敏感肌の方は薬局でスキンケア用品を探すのもオススメです。
初心者には難しい・・文字中心のシンプルパッケージ
日本のカラフルデザインパッケージの薬に慣れてしまうと、スウェーデンで目当ての薬を見つけるのは慣れるまで一苦労です。パッケージが文字中心でシンプル!絵も少ない(というかほとんど無い)ため、スウェーデン語初心者にはどれを買ったら良いのかサッパリわかりません。
ヒントになるような絵でもあれば良いのですが、ほとんど見かけません。
たまに分かりやすい絵表示があるものを見つけて薬剤師さん(単なる店員かも?)に聞いてみると、「それは微妙、こっちの方がイイヨ」と訂正されてしまいます。
という訳で、スウェーデンの薬局や薬やケア用品を買う場合、最初から店員さんに聞いた方が早いです。聞けばどの商品が適切か詳しく教えてくれるので、躊躇せずに聞くことを強くお勧めします。
ストックホルム市内の薬局で店員さんに問い合わせる時は英語OKでした。
上の画像はスウェーデンの薬局で購入した薬やサプリ(処方箋不要)です。真ん中の鼻炎薬はよく見るとNässpray(Nosespray/鼻スプレー)と書いてありますが、店内には似たような商品が一緒に並んでいるので店員さんの手助けがないとこの商品に辿り着くことは不可能だったと思います。
まとめ
スウェーデンの薬局は薬やケア用品中心の品揃えで、店内もそれほど広くありません。日本のドラッグストアのような豊富な品揃えはありませんが、体調を崩した時など心強い味方になるので生活に欠かせない存在です。
店内の表示は基本全てスウェーデン語で初心者には分かりにくいですが、店員さんは英語OK!必要なものがある時は迷わず聞いてみてください。