スウェーデンの公衆衛生庁の疫学者Tegnell(テグネル)氏は今年のサマーバケーションの旅行を控えるよう要請しました。
国内外に関わらず、新型コロナウィルスの急激な感染拡大を防止するため今年の夏は居住地から移動せず過ごすことが求められています。
スウェーデンはロックダウンを行わず集団免疫の獲得を目指す緩やかな政策をとっていますが、急な感染拡大による医療機関の崩壊は避けなくてはなりません。
日本ではスウェーデンのコロナ対策は“緩い”と言われていますが、既に夏休み(と言っても6月中旬には長期休暇が始まります)に言及しているので、締めるところは締めていく姿勢を感じます。
スウェーデンは国民の自主性を重じているので、どのくらい効果があるかは未知数ですが・・。夏は長期休暇でストックホルムから人がいなくなるので、最大の感染地帯であるストックホルムからの人の移動を抑えられれば感染の急激な拡大は防げると思います。
冬のスポーツ休暇でイタリアにスキーに行った人たちがスウェーデンにコロナを持ち帰ってきてしまったので、より大規模に人の移動を伴うサマーバケーションを規制にかけるのはやむを得ないのかもしれません。
※参考:8sidor 3 maj 2020 “Resor i sommar kan bli stoppade”