スウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンの『長くつ下のピッピ』が出版されて今年で75年。現在77か国語に翻訳され、75年経った今でも世界中の人から愛され続けています。
スウェーデンでもピッピ75周年を記念してデパートやおもちゃ屋のショーウィンドーにはピッピグッズが展示されています。
スウェーデンを始め各国でお祝いイベントが予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響でそのほとんどがキャンセルになってしまいました。
イベントの中止は残念ですが、ピッピの魅力が色あせることはありません。私はスウェーデンに来て初めてピッピの絵本を読んだのですが、そのハチャメチャぶりにびっくり!
テーブルの上に乗っかって食事をしたり、タライに頭を突っ込んで洗髪したり・・・もう自由すぎます。
大人目線ではどうなんだ?と思う行動の方が子ども心を惹きつけるようです。
日本だと「クレヨンしんちゃん」が初めてテレビ放送された時の衝撃に近いものがあるかもしれません・・(もちろん「ピッピ」とは賛否両論の内容が違いますが)
確かに、教育的な内容より破天荒な物語の方が読んでいて面白いのは当然かもしれません。そんな自由で魅力溢れる「ピッピ」が愛されて75周年というのも納得!スウェーデンを代表する物語をぜひ楽しんでみてください。