2024年5月22日、「舟通勤」を推進する東京都は晴海方面での新規就航を開始しました。
東京都は22日から、日常の通勤手段として舟を利用する「舟通勤」の航路として、晴海(東京・中央)―日の出(同・港)間の運航を開始する。都は2023年10月に豊洲(同・江東)―日本橋(同・中央)間の運航を始めた。身近な観光・通勤手段として舟運の活用を目指す。
引用元:日本経済新聞「東京都、晴海―日の出の「舟通勤」開始 5月22日から」2024.5.12
既に運航開始済みの豊洲ー日本橋に加え、晴海ー日の出に就航したことにより「舟通勤」の選択肢が増えました。
「北欧のヴェネチア」とも呼ばれるスウェーデンの首都ストックホルムではPendelbåt(ペンデルボート/通勤舟)が生活の足として浸透しており、舟の通勤では大先輩です。
ストックホルムと東京の「舟通勤」を比較しました。
ストックホルムと東京の「舟通勤」を比較
TRY!舟旅通勤 | BLUE FERRY | linjen 80 | |
コース | 豊洲~日本橋 | 晴海~芝浦・日の出 | Ropsten ~ Allmänna gränd |
所要時間 | 約20分 | 約5分 | 約60分 |
料金 | 片道: 大人(中学生以上)500円 / 小人(小学生)250円 ※小学生未満の幼児は大人と同数まで無料 | 片道: 大人(12歳以上)500円 小人(6歳以上12歳以下)250円 幼児(1歳以上の未就学児)100円 乳児(1歳未満) 無料 | 75分チケット:大人39kr(約546円)/割引(学生、65歳以上など)26kr(約364円) ※1スウェーデンクローナ(kr)=14円換算 ※上記チケット以外に24時間や7日間、30日間などフリーパスチケットも使えます。 |
運行 | 東京舟旅 | BLUE FERRY | SL |
晴海〜芝浦・日の出
豊洲〜日本橋
Ropsten
ストックホルムは始発から終点まで乗ると1時間かかるだけに範囲が広い!
(マップ中央付近のÖstermalm を基準に2つの地図を比べると範囲の広さがわかります)
東京は短時間の乗船ですが、陸路で遠回りになる部分をショートカットしている点ではストックホルムと同じでしょうか。
航路の範囲などストックホルムの方が本気で船通勤していますが、東京も東の方は水辺があり、舟通勤の需要もあるのでは?と思いました。
今後「舟通勤」が定着していくのか・・?引き続き注目していきます。