新型コロナウィルスの影響でスウェーデンではリモートワークが推奨され、公共交通機関を利用する人は激減しています。
利用者の減少に合わせてチケット収入も大幅ダウンしているものの、政府からの要請もあり交通機関は一定レベルの運行状況を維持しています。収入はないのに運行を続けているため経営的には大打撃!
ついに政府は公共交通機関に30億クローネを提供する支援パッケージを決定しました。
現在ストックホルムのバスは運転手との接触を避けるため本来の乗車口から乗車せず、降車口から出入りしています。降車口には運賃を支払う機械が設置されていないので実質無賃乗車が可能な状況に・・。SL(ストックホルムの公共交通を運営する会社)は有効なチケットを持って乗車してほしいと言っていますが、実際に皆が30日パスやチケットを持っているかを確認することはできません。
公共交通が維持できなくなれば市民にとって大打撃なので、政府の支援パッケージだけでなく利用者のモラルも大切になってくると思います。
参考:svt NYHETER 12 maj 2020 “Nytt krispaket – tre miljarder till kollektivtrafiken”