スウェーデン初の近郊電気鉄道Roslagsbananを紹介します。
Stockholm Östra(ストックホルム東)駅から出発し、ストックホルム郊外を進む電車はかつて廃線の危機に陥ったこともあるそうです。そんな危機を乗り越え今に至るなか、Roslagsbananは徐々にアップデートされ、2020年には新車両の導入が予定されています。
観光的な見所はあまりないですが、かつて夏場の制服問題で話題になったことがある路線です。
夏のストックホルムは日本より涼しいとはいえ、冷房設備のない車内は高温になることがあります。しかし、規定により職員は長ズボンかスカートしか着用を許されておらず、一部の男性職員が抗議の意味でスカートを着用したことがあるのです。(服装の男女に関する規定はなかったことを逆手に取ったようです。さすがジェンダーフリーの国スウェーデン!)
今は半ズボンが認められているのでスカート姿の男性職員を見かけることはありませんが、紆余曲折のあった路線をお楽しみいただければと思います。