新型コロナウイルスの感染拡大防止など、諸般の状況の変化により記事内容と現状が異なる場合があります。最新の情報については公式ウェブサイトなどをご確認ください。

スウェーデンのコロナウィルス/COVID-19対応について(2020.2.26現在)

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各国で猛威を奮うコロナウィルス(COVID-19)ですが、スウェーデンの対応状況について情報をアップデートしたいと思います。

感染の疑いがある人について

Folkhälsomyndigheten(The Public Health Agency of Sweden)1177Vårdguidenによると、

  • 過去14日以内に中国、韓国、イラン、北イタリアに滞在歴がある人で熱や咳などの症状がある人
  • コロナウィルス感染者と接触があり、かつ熱や咳などの症状がある人

上記に該当する人はスウェーデンのヘルスケアセンターである1177に連絡するよう指示されています。

イランより感染者数が多い日本が要注意リストに入ってないのが不思議ですが・・そのうち日本もこの中に含まれるかもしれません。

マスクと咳エチケットについて

日本ではマスク必須!の流れですが、スウェーデン(ストックホルム)では現状マスクをしている人を全く見かけません。

スウェーデンの公衆衛生局(The public health agency of sweden)によると、マスクによる感染防止には否定的で以下の予防法を推奨しています。

  • 顔や目に触らないようにし、病気の人との密接な接触を避けること
  • 食事前、食事の準備前、トイレ使用後は、石鹸と温水で手をよく洗う。 手を洗えない場合は代わりにアルコールで手を擦る
  • ひじ(腕)やティッシュに咳やくしゃみをして、感染が周囲に広がるのを防いだり、手を汚染したりしないようにする
  • 病気のときは、バスの乗客、職場、または他の人に感染しないように家にいる

くしゃみや咳をする時に手で口を覆うのではなく、ひじ(腕)で口を塞ぐやり方は、日本ではあまり見かけないと思います。
スウェーデンのひじ(腕)で口を塞ぐ“エルボースタイル”に最初戸惑いましたが、考えてみれば「咳やくしゃみの時に手で口を覆う」行為はウィルスの拡散は抑えられても自分の手にはしっかりウィルスが付着してしまいます。そして、ウィルスが付いた手で顔を触れば口や鼻などの粘膜から感染してしまうのです。
衛生的な面から考えれば、“エルボースタイル”の方が理に叶っていると言えるでしょう。

まとめ

スウェーデンでコロナウィルスの陽性反応が出た人は1人だけのため、日本ほど事態は深刻ではありません。しかし、イタリアで一気に感染が広がったことからスウェーデンでも感染症対策はしっかり行っていくことが大切だと思います。

世界各国(地域)の感染情報はこちらのサイトでチェックできますので参考にしてください。

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