日本でケバブと言えば、ドネルケバブではないでしょうか?
大きな塊肉を削ぎ落としてラップサンドみたいに包んで食べる、屋台料理の定番です。
何故かストックホルムにはケバブを標榜するスナックスタンドやお店をよく見かけます。「ストックホルム名物はケバブだ」という真偽不明のジョークさえ耳にしたことがあるので、本当にケバブ屋が多いのでしょう。
このストックホルムのケバブ屋で提供されるケバブは日本人がイメージする挟んで食べるケバブとは異なります。ストックホルムの街でよく見るケバブについて紹介したいと思います。
そもそもケバブとは?
屋台や移動販売でよく見かけるのがドネルケバブです。「ドネル」は「回転」という意味で、調理には必ず専用の縦型式回転グリルが使われます。味つけした薄切り肉を垂直の串に刺して大きなブロック状にまとめ、専用のグリルで回転させながら香ばしく焼いたものを外側から薄くそぎ落としていただきます。レストランではお皿に盛り付けて提供されますが、屋台ではサラダと一緒にパンに挟んだものをテイクアウトしていただくことが多いです。
引用元:クラシル「ケバブとは何の肉?ケバブの歴史やさまざまな種類について解説」
日本では塊から削ぎ落とした肉を挟んで食べるのが一般的かと思います。
ストックホルムのケバブ
これがストックホルムだと少し様相が異なり、平皿に肉を盛り付けた状態でいただくことになります。
ガムラスタンのレストランでランチを食べた時の料理の写真がこちらです。
店員さんはこれを“ケバブ”と表現していました。
ケバブカレーとも言ってたような気がします。
プレートに肉とジャスミンライスを盛り付け、時にはカレーと合わせる・・“ケバブ”と言われてラップサンドのようなものが出てくると思ったのですが、出てきたものは平皿に肉とカレーが盛られたワンプレート料理で軽いカルチャーショックでした。
上記に引用したケバブの説明では“レストランではお皿に盛り付けて提供されます”と書かれているので、ストックホルムのケバブはプレートタイプがスタンダードなようです。
どのお店のケバブが美味しいのか?
ストックホルムは飲食店の激戦地です。
上記のガムラスタンのお店はコロナ前に訪問したのですが、コロナ禍の煽りを受けたのか現在は閉店しています。(結構おいしかったのですが・・残念)
現在のストックホルムは物価高など様々な理由によりミシュランの星を持つ有名店が閉店するなど、店の入れ替わりが激しい状況が続いています。
傾向としては、ガムラスタンは観光地価格で味は当たり外れあり。
その他のエリアもテラス席で美味しそうに食べてる人を見かけたら入ってみるのがいいのかも・・?と思います。
以前訪問したガムラスタンのレストランの近くに別のケバブを提供するお店があり、なかなか評判良さそうです
まとめ
ストックホルムのケバブ料理は基本的に平皿に盛り付けるタイプが主流です。
日本でよく見かけるサンドタイプのケバブに慣れていると少しビックリするかもしれませんが、ライスと一緒に食べるワンプレートケバブも美味しいので、ストックホルムに来たときは一度チャレンジしてみてください。