ストックホルム市内にはたくさんの路線バスが走っており、日常生活に欠かせない存在です。
バスはとても便利ですが、時折不思議な場面にも出会います。ストックホルムでバスを便利に使うための注意事項をいくつか紹介したいと思います。
運転手から切符は買えません
日本の路線バスだと現金で運転手から切符を買うことができると思います。しかし、ストックホルムのバスは乗車時にSLカードというチャージタイプのカードもしくはSLアプリをリーダーに読み込ませるだけ!
運転手と現金やクレジットカードを使って切符のやり取りはできません。SLカードへのチャージもバスの中ではできないのであらかじめフリーパスを購入するか十分な金額をSLカードにチャージしておく必要があります。
バスが消える!?
バス停には時刻表と次に来るバス4〜5台分の到着予定を示す案内表示が出ています。
例えば・・・
3 Karolinska sjukhuset 2min
(3番カロリンスカ病院行き 2分後到着)
こんな感じで到着の目安を教えてくれます。
基本的には3分、2分、1分、Now(Nu)とカウントダウンされていくのですが、道路事情などにより、到着までの残り時間が増えることが多々あります。
「あと3分だ・・」と思い待っていたら結果的に10分近く待ったということもあるので、バスの時間は要注意です。
そして、最悪の事態では案内表示からバスが突然消えます。案内表示上ではあと3分で到着となっていたのに、忽然と消えていることがあります。最初はかなり衝撃でしたが、慣れてくると「あ、消えた」くらいにしか思わなくなってくるのが不思議・・。
突然バスから降ろされる!?
バスが消えるのも困りますが、ある時は時間間隔の調整が付かないのか同じバスが3台並んで走っている場面を目撃したこともあります。
それはそれでどうなってるの?と思いますが、このように同じバスが続いて走っている場合、ごく稀にですがなぜか突然降ろされて「前のバスに行け!」と言われることがあります。今まで乗っていたバスは Ej i trafik(回送)となり、走り去ってしまいます。
このような時も地元の皆さんは平然と移動していくのでこのような話はは珍しいことではないのかもしれません。
ベビーカーに子どもを乗せている場合は無料
これは比較的有名な話ですが、ベビーカーに子どもを乗せて乗車する場合、車両中程のドアを利用しフリーパスで乗ることができます。
最初はこの仕組みで回っていくの!?ベビーカー利用者が行列になったりしないの?と思いましたが、意外と大丈夫なのが驚きです。
ベビーカーや車椅子用のスペースが満員の場合は次のバスまで待たなければなりませんが、私が見る限り乗り切れなかったケースは数回しか見たことがないので上手くできてるなと感心してしまいました。
ただ、一部の高齢者からは「子育て世帯を優遇しすぎている!お金のない年金生活者こそ無料にすべき!」という意見もあるのでこれはこれで難しい問題を抱えているとも言えそうです。
まとめ
色々書いてきましたが、ストックホルムのバスは極端に遅れることはなく治安も良いので安心して乗ることができます。フリーパスを買えば乗り降り自由なので観光にもとても便利!ストックホルムを訪れる際は是非利用してみてください。
実際の乗車の様子などはこちらの動画を参考にどうぞ。