新型コロナウィルスに関して、ロックダウンせずに緩い規制を貫くスウェーデンですが、生活の様々な場面でコロナの影響を避けることはできません。
コロナ前にアップした記事では、スウェーデンのFolkuniversitetet(市民大学)での英語学習について取り上げましたが、コロナ禍においては様子が全く変わっています。
スウェーデン短期留学の現状についての情報をアップデートしたいと思います。(2021年2月現在の状況ですので、ご留意ください)
開講状況
まずはFolkuniversitetetのホームページを確認します。
ストックホルムで開講されているコースを見て見ると、ほとんどがオンラインとなっています。以前は教室での授業でしたので、コロナ前後で様変わりしてしまいました。
私が受講していたコースも新型コロナウィルスの拡大と共に生徒が来なくなり、新規のコースは生徒が集まらない事態となっていました。スウェーデンは当初厳しいロックダウン政策を取りませんでしたが、市民大学は自主的に通学を止める人が多く、授業が成立するのが難しくなっていました。その結果、オンラインにシフトすることになったのだと思います。
オンライン授業だと日本からでも受講できてしまう気もしますが、時差の問題もあるので実際にやるのは現実的ではないかな?と思います。
そもそも渡航できるのか?
2021年2月6日以降、日本居住者はスウェーデンに入国できる例外から除外され入国禁止の対象となるなど、渡航に関しては厳しい状況が続いています。
外務省のホームページでは下記の通り記載があり、昨年5月ごろの規制と比べるとはるかに厳しいものとなっています。居住許可を持たず日本のパスポートのみで渡航することはできないので、短期留学はしばらく不可能と言えるでしょう。
●2月6日から、例外的に入国が認められる外国人がスウェーデンに入国する際には、新型コロナウイルス陰性証明書の提示が必要となりましたが、5日、その陰性証明書に求められる要件が発表されました。
外務省 海外安全ホームページ 現地大使館・総領事館からの安全情報(スウェーデン) より
●また、すべてのスウェーデンへの渡航者に対して、スウェーデン到着後の自宅待機及び検査が勧告されました。
まとめ
授業がオンラインへシフトしたことや、渡航制限が厳しくなったことにより、スウェーデンへの語学留学は大変難しい状況にあります。新型コロナウィルスの猛威が落ち着き、世界を自由に行き来できる日が再び来ることを願って止みません。