諸用で日本に一時帰国した際、ウィーン航空のフライトがキャンセルされた体験談を紹介します。
スウェーデンから日本は直行便がないので必ずどこかでトランジットしなければなりません。
今回は色々調べた結果・・
- ストックホルム・アーランダ
- オーストリア・ウィーン
- 東京・羽田
この順で乗り継ぐことにしました。
そして、初っ端のアーランダからウィーンのオーストリア航空のフライトでキャンセル(欠航)が発生したのです。
ボーディングが完了して定刻になりましたが、飛行機は動く気配がありません。ここで、機長から第1のアナウンスが流されます。
機材トラブルに対応しているので遅れています。解決までに時間はかかりませんのでお待ち下さい。
※アナウンス内容は理解できた範囲でまとめています
15分経過しますが、全く動く気配なし。ここで第2のアナウンスが流れます。
直ちに問題を解決することが難しい状況です・・・・(何か色々言い訳)・・このフライトはキャンセルです。
最初の強気は何処へやら、フライトはあっさりキャンセルになりました。ダメだと分かるや否や、乗客は一斉に飛行機を降り、指示されたサービスカウンターへ向かいます。
あっという間にサービスカウンターは長蛇の列に・・。これどうするの?という状況でしたが、サービスカウンターのスタッフが一言。
メールをチェックして!
オンラインチェックインの画面をもう一度見たら新しく手配されたフライトを確認できます。
という訳で、オンラインチェックインの画面を確認すると確かに新しいフライトが表示されています。
予定が狂ってしまい残念でしたが、当日の別フライトに乗れたのは幸運だったと思います。(翌日仕切り直しの可能性もあるので)
ここで、1つ疑問が浮かびます。
チェックインの時に預けた荷物は自動的に積み替えてくれるのか?
スタッフに確認したいところですが、まだキャンセルを食らった人であふれているゲート付近に係員らしき姿は見えません。
質問攻めを恐れて逃げたな!?
結局サービスセンターに並び、荷物の行方を問い合わせました。
結論としては、荷物は自動的に預け替えられて最終目的地まで運ばれることを確認。
私は荷物の行方を確認できれば良かったのですが、その場で新しい搭乗券とレシートのようなものを発券して渡してくれました。
よく見ると、レシートはフードバウチャーで、SEK75(825円)相当の食事に使えるものでした。
※SEK1=11円換算
このミールバウチャーはフライトキャンセル(欠航)となった人に提供されるものの1つだと後にわかりました。
オーストリア航空のホームページに旅客の権利として記載されています。
ミールバウチャーに該当する部分はこちら。
II. さらに、お客様に下記を無料で提供いたします。
引用元:オーストリア航空ー旅客の権利
・お食事とお飲み物(待ち時間との関係で適宜提供します)。
・テレックスまたはファックスメッセージ、電話またはEメールで目的地に連絡を行うための施設。
これら旅客の権利はEUの法律で定められているもので、遅延、欠航など様々なトラブルを含んでいます。
今回のキャンセル(欠航)で、振替便が手配されたのもこの法律で定められているからなのです。
引っ掛かったのが、これらの権利は請求しなければもらえないものがあるということ!このミールバウチャーも、偶然カウンターに行ったからもらえたものの、黙っていたら何もなかったと思います。
まあ、サンドウィッチがSEK90(990円)のアーランダ空港で、SEK75のバウチャーがどこまで有効なのかは大いに疑問ですが。。
この旅客の権利を頭に入れておくと、フライトの振替便が翌日になった場合のホテル代など、権利に基づきしっかり請求することができます。
ヨーロッパ旅行を考えている方は、一度この旅客の権利を確認しておくことをオススメします。