ストックホルム市内はバスや地下鉄、トラムなど公共交通が充実しており、移動の際はとても便利です。
観光から日常生活まで、身近で役立つストックホルムの交通事情について紹介したいと思います。
※2020年1月3日からチケットの価格改定が行われます。こちらの記事は2020年改定後の価格で記載しております。
SLアクセスカードとチケットの種類
ストックホルムではトラムやバス、地下鉄(Tunnelbana)、郊外電車(pendeltåg)が網の目のように張り巡らされ、一定のエリア内なら距離に関係なく同一価格で利用することができます。
アーランダ空港やウプサラなどはエリア外ですので追加チケットの購入が必要になりますが、観光や日常生活に必要なエリアはほぼ網羅しているので、慣れてしまえば簡単に利用することができます。
SLアクセスカードとは?
SLアクセスカードとは、SEK20で購入できるプリペイド式カードで日本のSuicaみたいなものです。駅の券売機でこのカードにチャージするか、後述の乗り放題パスを購入し記録しておくことになります。
また、カードではなくアプリでチケットを購入することもできます。アプリのダウンロードなどはSLホームページを参考にしてください。
SLアクセスカードのSLとはストックホルムの公共交通を運行する会社の名前です。似たもので長距離列車を運行するSJというのがありますが、別の会社なので要注意!
1回券(Enkelbilijetter / Single ticket)
1回限りのシングルチケットです。価格は大人1人 SEK37(約444円)
※SEK1=12円換算
少ししか乗らない場合は割高な印象ですが、最初に使用してから75分間は乗り放題です。
改札などでピッとタッチするごとに残り時間が表示されるので、上手く利用すると短時間で複数回乗ることができます。
乗り放題(Periodbiljetter / Season ticket)
- 24時間(紙チケットの発行可)
SEK155 - 72時間(紙チケットの発行可)
SEK310 - 7日間(カードにチャージ)
SEK405 - 30日間(カードにチャージ)
SEK930 - 90日間(カードにチャージ)
SEK2,700 - 365日間(カードにチャージ)
SEK9,770
※全て大人1人当たりの価格
これらのチケットは購入時点ではなく、初めて使用された時に有効化されます。(最初にピッと通した時に使用スタートと見なされる)
そのため予め購入しておくことも可能ですが、有効化の期限が2ヶ月程度なので早すぎる購入はNGです。
子ども料金や割引について
7歳未満の子どもは有効なチケットを持つ人の付き添いがあれば何人でも無料で乗ることができます。
また、20歳以下や65歳以上など一定の条件を満たすと割引チケットを購入することもできるので詳しくはSLホームページをご確認ください。
チケットの価格改定(値上げ)について
SLチケットの価格はここ数年毎年改定されています。
- 2019年 SEK890
- 2020年 SEK930 ←今ココ
- 2021年 SEK950
- 2022年 SEK970
基本は値上げ路線なので、価格については毎年チェックすることをオススメします。