スウェーデンで4月末日に行われるビッグイベントがあります。その名もValborg(バルボリー)
スウェーデンではこのバルボリーで春を迎えたことをお祝いします。日本ではあまり馴染みがないお祭りですが、ドイツでは「ワルプルギスの夜」という名前で祝われており、ヨーロッパでは有名なお祭りです。
夕方以降、大きな公園や教会などで“brasor”という大きな火を燃やし、歌を歌ったりします。火が燃える様子は、日本のどんど焼きを思わせます。
今年は新型コロナウィルスの影響により50人以上の集会が禁止されているため、バルボリー関連のイベントは中止になってしまいました。
来年以降は通常開催されることを願って、昨年の画像で簡単にストックホルムのバルボリーを紹介したいと思います。
ストックホルムのバルボリーはいくつかありますが、昨年は旧市街(ガムラスタン)エリアのイベントに参加しました。
20時ごろノーベルミュージアム前に人が集まり、松明のような棒を持ち並びます。ここから行進がスタートし、大きな炎のあるリッダーホルム教会を目指します。
しばらく行進するとリッダーホルム教会に到着、この時既に20時半。ここから一気に暗くなっていきます。
教会付近には物凄い人・人・人!!
これだけ人の集まるイベントなので、今年の開催が難しいのも頷けます。
ノーベルミュージアムから行進してきた人がどんどん集まってきます。火の周りにもたくさんの人だかりができ、会場では音楽フェス?のようなイベントも始まりました。
人をかき分け最前列を陣取ります。燃え盛る炎は目の前で見るとなかなか壮観です。
ちなみに今年はこういった大規模な集まりはできないので、ストックホルムがオンラインバルボリーを行いました。例年とは違い厳かな様子が動画から伝わってきます。
余談ですが、今年我が家の近くでは21時半ごろ花火が上がりました。恐らく誰かが個人的に打ち上げたのだと思いますが、突然の爆音にビックリ!ご近所さんが皆バルコニーに出てくるほどでした。
大規模イベントが軒並み中止のなか、思いがけないサプライズ!あっという間でしたが結構盛りあがりました。