スウェーデンの新型コロナウィルスによる死者が3,000人を超えました。5月7日時点でのスウェーデンの感染者は24,623人、死者は3,040人となっています。
日本の感染者15,477人、死亡577人(NHKまとめ5月7日午前10時半時点)と比べると数字上はスウェーデンの方が事態が深刻です。
ちなみにスウェーデンの人口は日本の約10分の1なので、その点を勘案するとより深刻度がアップします。
スウェーデン公衆衛生庁の疫学者テグネル氏によれば、最大の感染地域であるストックホルムでは集中的な治療を要する人が減少しているので、変わらず今までの政策を貫く方針です。
参考:8Sidor 7 maj 2020 “Över tre tusen döda i Sverige”
数字上は日本より深刻なのに、住民たちにそれほど悲壮感がないのがスウェーデンのすごいところだと思います。実際、多少の制限はあるものの普通に暮らしているとコロナの影をほとんど感じません。
高齢者向けのケアハウスでは多数の住民が亡くなっているので楽観視できる状況ではありませんが・・コロナが落ち着いた時にスウェーデンスタイルがどう評価されるのか興味深いところだと思います。