2020年2月28日から5泊6日でスウェーデンのラップランド地方キルナに「オーロラ鑑賞の旅」に出かけました。
1日目・・ストックホルム〜キルナ
2日目・・キルナで鉱山ツアー
3日目・・キルナ〜アビスコでオーロラツアー
4日目・・ユッカスヤルビでアイスホテル宿泊
5日目・・犬ぞりツアー
6日目・・キルナ〜ストックホルム
今回は3日目のキルナ〜アビスコで参加したオーロラツアーについて。
せっかくキルナまで遠征しているのでオーロラチャンスを増やすため、オーロラ鑑賞ツアーに申し込みました。結果的にオーロラを見ることができたので参加して良かったのですが、こればかりは運もあるので参加すべきかというと、絶対とは言えないです。ただ、チャンスを増やすという意味ではアリだと思います。
キルナには様々なオーロラ関連ツアーがあり、犬ぞりやスノーモービルに乗って鑑賞するものもあります。オーロラツアーは夜に行われるので、子連れで犬ぞりは厳しい・・ということで、今回選んだツアーは当日の天候を見つつ、車でオーロラが出現しそうなスポットまで連れて行ってくれるものにしました。
車移動なので、仮に子どもが寒さに挫折しても車内にいれば何とかなる!という目算です。
オーロラツアーはネット予約もできますし、空きがあれば当日観光センターで申し込むことも可能。自分に合ったツアーを探してみてください。
我が家の申し込んだツアーは観光センター近くにある営業所に直接集合するスタイルでした。ホテルから集合場所まで距離があったので追加で送迎を依頼。徒歩で行けなくもないですが、ツアーに備えて体力温存です。
営業所では防寒具の貸し出しを行っており、その場で着替えることができます。持参したブーツより営業所のものの方が暖かそうだったのでブーツやスノーウェアを貸してもらいました。子ども用はあまり種類がなかったので、子ども用はフル装備で持参した方が良いと思います。
出発前にトイレも貸してもらえました。一度防寒着(上下のつなぎ)を着てしまうと脱ぐのが大変!ここでしっかり済ませておく方が安心です。
大きめのバンに乗って出発。ガイドさんプラス、我が家を含めて3グループが同乗しました。
車内でガイドさんが当日の天候を説明してくれます。キルナよりアビスコの方が天気が良くオーロラを見やすいということで、ひとまずアビスコを目指して車は進みます。
30分ほどでアビスコ到着。車を降りて鑑賞スポットに降り立つと、何やら白く薄いモヤモヤが見えます。ただの雲だと思ったら、何とこれがオーロラ!
え?これが?と衝撃を受けますが、これはオーロラ強度(Kp指数)が低いためだそう。肉眼ではただの雲と間違うような白いモヤモヤでしたが、一眼レフカメラで撮影した画像を見ると微かなオーロラが写っていました。スマホでは白いモヤモヤさえ撮れてなかったので一眼パワー恐るべし!
正直、これだとオーロラを見たのか何なのかよく分かません。より良く見えるスポットを求めて一同は再び出発。
ガイドさんが頑張ってくれるのですが、オーロラが見えるスポットになかなか巡り合えず・・。天気は良いので雲に遮られて見えないということはないのですが、運が悪いのかなかなかオーロラに出会えません。
ツアー参加者よりもガイドさんが「何で見えないんだあー!」と嘆いていたのが印象的でした。カナダとかアラスカに行かないと厳しいのか・・と私も諦めモードに突入した頃、突然ガイドさんが車を停車。
負け試合確定かと思われた時、ついにオーロラが出現しました!
今度はモヤモヤではなく、はっきりと白いオーロラが見えます。
そう、オーロラは肉眼では白い!
条件が良ければ肉眼でも緑や赤のオーロラを見ることができますが、この日のオーロラはKp指数2でオーロラ強度は低め。一眼レフのカメラを通すと綺麗な緑ですが、肉眼では完全に白です。
夫が一眼レフカメラと三脚を使い撮影している横で、私もスマホで撮影を試みますが、全くオーロラが写りません。撮影は任せて私は子どもと肉眼でオーロラ鑑賞。鮮やかな色彩はカメラを通してでないと見えませんが、肉眼だとオーロラの濃淡や形が移り変わる様子をじっくり見ることができます。色彩はなくとも自然の神秘を十分感じることができました。
このタイミングでフィーカ(休憩)として、ガイドさんからコーヒーが振る舞われます。皆やっと巡り会えたオーロラに夢中でコーヒーは若干放置気味・・。せっかくの暖かいコーヒーがあっという間に冷めていきます。この時、気温は氷点下20度を下回る寒さ!子どもはこの時点で車内に避難。
同じツアーに参加したイタリア人カップルは一生懸命iPhoneでオーロラを撮影しようとしていましたが、上手く撮れなかった様子(後日我が家の画像をプレゼントしました)iPhoneでもオーロラは撮れるという話を聞きますが、撮影の可否は準備や条件次第のようです。
せっかくオーロラを撮影するなら準備が大切!特に三脚は必須だと感じました。
あっという間のオーロラタイムを終え、一同は帰路に着きます。
ツアーに入ってもオーロラを見られる保証はありませんが、結果的に見ることができたので大満足でした。