2020年1月からスウェーデンの郵便料金が値上げされます。
スウェーデンの郵便については、過去に苦い思い出があります。
トラブルに遭遇した人は私だけではないようで、このような記事を見つけました。
Folk klagar över att
引用元:8SIDOR「Postnords chef tvingas sluta」
många brev och paket
kommer fram sent.
En del brev och paket
kommer inte fram alls.
「人々は多くの手紙や荷物が遅れて届くことに不満を持っています。
いくつかの手紙や荷物は全く届かないこともあります。」
このように多くの人が郵便トラブルに巻き込まれ、スウェーデンの郵便Postnordに厳しい批判が起きているのです。
このように苦境にあえぐPostnordが郵便料金の値上げを決定しました。
2020年1月以降のスウェーデンの郵便料金について紹介したいと思います。
- スウェーデン国内・・50グラムまでSEK9→SEK11
(日本円で121円) - スウェーデン国外・・50グラムまでSEK21→SEK22
(日本円で242円)
※共に追跡機能なし、いわゆる普通郵便の場合。為替レートはSEK1=11円換算
日本の定型郵便と比較してみます。
- 25g以内・・84円
- 50g以内・・94円
- ハガキ・・・63円
2019年10月1日以降の消費税増税の影響で日本の郵便も値上げされてます。それでもスウェーデンより安いですね。
ただし、スウェーデンは郵便に関してはタックスフリー。これに消費税が上乗せされたら大変なことになってしまいます。
Postnordによれば、値上げ後の郵便料金でも北欧の中では低価格だとのこと。改めてスウェーデンの物価の高さを思い知らされます。
手紙や葉書など郵便物の取扱量が減少したため
メールやSNSが主流の昨今、手紙の取り扱いが減少する傾向にあるのは日本と同じですね。
スウェーデンでは日本ほどダイレクトメールが送られてきません。セールのオファーはSMSやメールで来ることが多いです。
20年前と比べると、郵便の取扱高は半分近くまで落ち込んでいるそうで、時代の流れで仕方ない部分もあるのかもしれません。
しかし、郵便料金を払うからにはそれに見合ったサービスを受けたいもの!正確に配達してくれれば不満も少ないのでしょうが、いかんせんトラブルが多いのがスウェーデンの郵便事情の残念なところです。